[25日 ロイター] – 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は25日、高インフレは多くが予想している以上に持続するとの見方を示し、現在の金利は物価上昇圧力を抑制するに不十分だと述べた。

同総裁は国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)が開催される米ワイオミング州ジャクソンホールでCNBCのインタビューに応じ、政策金利を現在の2.25─2.50%から年末までに3.75%─4.00%に引き上げたいとの認識を改めて示した。その上で、こうした「前倒し」での利上げを支持するのは「インフレ対策に真剣であるためだ」と説明した。

また同総裁は「基本シナリオは恐らく、多くの金融関係者が予想する以上に高インフレが持続することであり、それは今の市場で過小評価されているリスクだ」と述べた。