[ワシントン 2日 ロイター] – バイデン米大統領は2日、朝方発表された8月の米雇用統計を受け、インフレが緩和しつつある可能性を示す兆候があるという認識を示した。

バイデン大統領はホワイトハウスのイベントで「雇用は増加し、賃金も上昇し、人々は仕事に復帰している。過度な期待はしないが、インフレが緩和し始めている可能性を示す一定の兆候を確認している」と語った。

8月の雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比31万5000人増加と、市場予想の30万人増を上回る伸びとなった。失業率は3.7%で、前月の3.5%から上昇。時間当たり平均賃金は0.3%上昇し、伸びは7月(0.5%上昇)から鈍化した。