[エイスク(ロシア) 17日 ロイター] – ロシア南部のエイスクで17日、ロシアの戦闘機が離陸後間もなく9階建てアパートに墜落した。アパートは炎上し、インタファクス通信によると少なくとも13人が死亡した。

通信各社は地元当局者の情報として、19人が負傷したと伝えた。エイスクはウクライナ南部とロシア南部を隔てるアゾフ海に面している。

軍のニュースチャンネル「Zvezda」が公開した動画には、スホイ34戦闘爆撃機がアパートに突っ込んだ際の爆発とみられる様子が映っている。

地元当局によると、火災はその後鎮火した。子ども40人を含む約250人が避難したという。

クラスノダール地方のコンドラチェフ知事は、戦闘機に弾薬が積まれていたとの現地報道を否定した。

ロシア通信(RIA)によると、墜落は軍用飛行場から訓練飛行を行っていた際に起きた。パイロットは緊急脱出したという。国防省によると、パイロットは離陸時にエンジンから出火し、建物に衝突した際に燃料に引火したと報告した。

ロシアの国家調査委員会は刑事事件として調査を開始し、現場に調査員を派遣した。

ロシア大統領府によると、プーチン大統領は事件の報告を受け、被害者への支援提供を命じた。また、保健相を現地に派遣した。