8日、米南部フロリダ州で中間選挙の投票後に記者に語りかけるトランプ前大統領(左)とメラニア夫人(AFP時事)
8日、米南部フロリダ州で中間選挙の投票後に記者に語りかけるトランプ前大統領(左)とメラニア夫人(AFP時事)

 【ワシントン時事】バイデン米政権の任期前半の評価を問う中間選挙は8日、全米で投票が行われ、東部時間午後6時(日本時間9日午前8時)から順次開票が始まった。歴史的なインフレや人工妊娠中絶の是非などが主要争点となる中、与党民主党が上下両院の優位を維持できるかが焦点となる。

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 下院は全435議席が争われ、米主要メディアは野党共和党が6年ぶりに過半数を奪還すると予想。上院は35議席が改選対象で、最後まで多数派を巡る激戦が続いた。上下両院のいずれかでもねじれが生じれば、バイデン大統領の残り2年の政権運営は困難になる。

 下院は同日夜にも大勢が判明する見通し。上院ではペンシルベニアやジョージアなど勝敗を左右する一部の接戦州で、結果の確定に数日以上かかる可能性がある。選挙結果は、2024年大統領選への立候補を目指すトランプ前大統領の影響力を占うことにもつながる。