[28日 ロイター] – 米暗号資産(仮想通貨)レンディングのブロックファイは28日、関連会社8社とともにニュージャージー州の裁判所に米連邦破産法11条の適用を申請したと発表した。暗号資産交換業大手FTXの経営破綻による影響が波及した格好だ。

裁判所への提出書類で、ブロックファイの債権者数は10万以上に上ると指摘。FTXが2番目に大きな債権者で、債権額は2億7500万ドルという。

ブロックファイは2017年にザック・プリンス氏とフロリ・マルケス氏が設立。プリンス氏が現在、最高経営責任者(CEO)を務めている。プリンス氏は破産法適用申請書類で、FTXへの大規模なエクスポージャーで流動性危機が引き起こされたと説明した。

フィッチ・レーティングスのシニア・ディレクター、モンスール・フサイン氏は「ブロックファイの破産法適用申請で、暗号資産業界に内在する重大な波及リスクが浮き彫りになった」としている。

FTXは今月11日に連邦破産法11条の適用を申請した。

ブロックファイは米証券取引委員会(SEC)も主要債権者の一つとして挙げており、債権額は3000万ドル。ブロックファイの最大の債権者はアンクラ・トラストで、債務額は7億2900万ドル。

ブロックファイの本社はニュー・ジャージー州のジャージー・シティ。ニューヨークのほか、国外ではシンガポール、ポーランド、アルゼンチンに拠点を持っている。従業員は292人で、この3分の2を解雇する。

ブロックファイは以前、FTXに多額のエクスポージャーがあることを認めていた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は15日、ブロックファイが従業員のレイオフを計画し、破産法の適用申請の準備を進めていると報じていた。