[30日 ロイター] – ロシア外務省のザハロワ報道官は30日、スウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟は北極圏の軍事化を加速させる可能性があり、同地域の「緊張が著しく高まる」ことを意味すると述べた。

ザハロワ報道官は北極圏での協力を推進する北極評議会への影響について、「ロシアを除く北極評議会の全加盟国がNATOのメンバー国となることを無視することはできない」とし、「北極圏の軍事化が加速する可能性があると同時に、安全保障上のリスクを巡る緊張が著しく高まることを意味するだろう」という考えを示した。

ただ、北極評議会は軍事的な安全保障問題には対応しないため、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟と関連付けるべきでないと述べた。