[ソウル 26日 ロイター] – 韓国軍は、北朝鮮の複数のドローン(無人機)が26日に軍事境界線を越えて韓国空域に入ったため、戦闘機や攻撃ヘリコプターが緊急発進し、警告射撃をしたと明らかにした。

ドローンが軍事境界線を越えて首都ソウルの西北の金浦市上空に飛来したのを午前10時25分(日本時間、同)ごろ検知したとしている。

また国防省当局者によると、緊急発進を指示された軽攻撃機「KA─1」が東部の原州基地を離陸後まもなく墜落したが、乗員2人は墜落前に脱出した。現在病院にいるという。

国土交通省の当局者によると、この日午後、首都ソウル郊外の仁川、金浦両空港は軍の要請を受けて離陸を1時間程度停止した。

金浦空港は現地時間午後1時08分(日本時間、同)から、仁川空港は午後1時22分から約1時間にわたり離陸を中止し、午後2時10分ごろに再開した。