[30日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は30日、新型コロナウイルスについて、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」という最も高い警戒を要する評価を維持した。

パンデミックは「移行期」にある可能性が高く、「潜在的な悪影響を軽減する」ため引き続き慎重な管理が必要と指摘した。

WHOは、3年前に新型コロナでPHEICを宣言した。これまでに680万人以上が死亡している。

ワクチンや治療法が開発され、パンデミックを巡る状況は大きく変化したが、昨年12月、WHOの専門家は、ゼロコロナ政策解除後の中国の感染状況が見通せないことから、PHEICはまだ解除できないとの見方を示していた。