[東京 9日 ロイター] – 自民党の茂木敏充幹事長は9日、賃上げ実現や子育て支援をテーマに自民・公明・国民民主の3党で実務者協議を始めると明らかにした。3党の幹事長会談後、記者会見で述べた。

3党の幹事長会談は、7日に国民民主党が岸田文雄首相に賃上げや子育て支援などに関する申し入れを行ったことを踏まえたもので、来週にも「賃上げ実現」「子育て支援」のテーマごとに協議を始める。

3党は昨年も、ガソリン価格高騰対策で連携した。茂木幹事長は、賃上げ実現や子育て支援の大幅な拡充は政府、自民党として最優先の課題だと指摘。国民民主党と意見の一致が見られることを「歓迎したい」と述べ、現在審議中の2023年度当初予算案についても、国民民主党に「前向きな対応を期待したい」と語った。

(和田崇彦)