[ジェニン(ヨルダン川西岸) 7日 ロイター] – パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニン地区で7日、イスラエル軍が難民キャンプを急襲し、フワラ村近くのユダヤ人入植地の兄弟2人を射殺した疑いのあるイスラム原理主義組織ハマスのメンバーなど少なくとも6人を殺害した。

8日未明には、ガザ地区からイスラエルに向けてロケット弾が発射されたことが確認された。

目撃者情報によると、難民キャンプ中心部を見下ろす丘の上でイスラエル兵が家具運搬車から降りると、間もなく戦闘員が発砲し銃撃戦が始まった。

イスラエル軍によると、軍は銃撃犯と思われる人物らが立てこもっていた家を包囲し、携帯式ミサイルで攻撃。イスラエル人を銃撃したとするハマスのメンバーを特定したとしている。

パレスチナ保健当局によると、パレスチナ人6人が死亡し、少なくとも16人が負傷した。イスラエル警察隊員1人が負傷し、3人が軽傷を負った。

ハマスとイスラム聖戦の声明によると、殺害されたのは全てハマス、イスラム聖戦、ファタハのメンバー。

ハマスは「占領に対する武力抵抗をエスカレートさせ、占領された故郷の土地のあらゆる場所で彼らと戦うよう、あらゆる場所のわが民族の戦士に呼びかける」と表明した。