平壌で開かれた朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議に出席する金正恩総書記(中央)=朝鮮中央通信が12日配信(AFP時事)
平壌で開かれた朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議に出席する金正恩総書記(中央)=朝鮮中央通信が12日配信(AFP時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、金正恩朝鮮労働党総書記が出席し、党中央軍事委員会拡大会議が開かれたと伝えた。会議では米韓の「戦争挑発策動」に対応し「戦争抑止力をより効果的に行使し、威力を持って攻勢的に活用するための重大な実践的措置」が決定された。

 具体的内容は不明。米韓が13~23日に実施する大規模な合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」への対抗策を討議したとみられる。

 ただ、中心議題は農業問題で、農村振興や経済建設に軍を動員する方策などを協議。正恩氏は「あらゆる挑戦と難関を克服し、全面的な国家復興の事業を進める戦いは、軍隊がさらに前進的な激しい闘争で全社会を先導していくことを求めている」と強調した。