[7日 ロイター] – 作家のジーン・キャロルさんがトランプ前大統領に性的暴行を受けたと訴えた民事裁判は、トランプ氏が7日の期限までに裁判所への出廷を求めず、裁判で証言しないことになった。

ニューヨーク・マンハッタン連邦地裁のルイス・カプラン判事は4日、前大統領の弁護士のジョゼフ・タコピナ氏に対し、被告に証言の意向がある場合は米東部時間7日午後5時までに連絡するよう要請。タコピナ氏が同日裁判官に、トランプ氏は証言の権利を放棄し、出廷しないことを選択したと述べていた。

ロイターのコメント要請に対して、タコピナ氏は、トランプ氏は証言しないという、同氏のリーガルチームが既に4日に裁判所に伝えた内容を繰り返した。

キャロルさんは前大統領が1995年か96年に百貨店バーグドルフ・グッドマンの試着室でキャロルさんを暴行、さらにその事実を否定して彼女の名誉を傷つけたと訴えている。