Nancy Cook

  • デサンティス氏と会談後に献金を当面差し控えると判断
  • 共和党の大口献金者、デサンティス氏の見通しに懸念強める

米投資会社ブラックストーン・グループのスティーブン・シュワルツマン最高経営責任者(CEO)はフロリダ州知事のロン・デサンティス氏への献金を当面差し控える考えであることが、事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。デサンティス氏との会談後に、同氏の大統領選の見通しについて確信が持てなかったためだという。

  関係者によると、共和党の大口献金者であるシュワルツマン氏はここ数週間にタラハシーに出向き知事を訪問。デサンティス氏の全米における立場を評価した。同氏は現在、共和党内の誰に対しても支持を差し控えているという。

  デサンティス氏が共和党候補としてトランプ前大統領に取って代わるだけのスキルを備えているのか大口献金者らが懸念を強める中で、シュワルツマン氏の判断はデサンティス氏が直面する課題を浮き彫りにした。デサンティス氏は長く期待されていた大統領選出馬表明に近づく中、大方の世論調査では同氏の位置は急降下している。

  提出書類によると、シュワルツマン氏はこれまで、デサンティス氏の知事選や議会選、政治活動委員会(PAC)に寄付したことはない。インタラクティブ・ブローカーズ・グループのトーマス・ピタフィ会長や、ニューヨークの実業家ジョン・キャツィマティディス氏ら長年の共和党献金者らは、デサンティス氏への支持を差し控えると公言している。ハイテク億万長者のピーター・ティール氏は2024年の選挙の候補者に資金提供しないと側近に話したと、ロイター通信は伝えている。

  デサンティス氏が出馬表明を6月まで待つ姿勢は、同氏のフロリダ州での実績や議会での立場、政治家としてのスキルなどについて批判する機会をトランプ氏に与えた。

  ブラックストーン・グループの広報担当者は、私的な会合について同社はコメントしないと述べた上で、シュワルツマン氏が共和党の指名獲得を目指すほぼ全ての候補者と面会したことを明らかにした。デサンティス氏の広報担当者はコメントを控えた。

  事情に詳しい関係者によると、デサンティス氏は6月1日ごろに地元フロリダ州ダニーデンで立候補を表明する見通し。

原題:Schwarzman Holds Off Giving Money to DeSantis After Meeting Him(抜粋)