[北京 5日 ロイター] – 中国共産党系の環球時報は4日、米国務省のクリテンブリンク次官補(東アジア・太平洋担当)の中国訪問について、対話を求めているのが中国ではなく米国側だと見せかけることが狙いと批判した。
中国の専門家の話を引用する形で、対話を求めているという「友好的メッセージ」を発信することで、米国は責任ある国というイメージを作り、対話欠如の責任を中国に転嫁しようとしていると記した。
環球時報は、大統領選を前に米国が2国間関係にエネルギーを注入できるか一部の専門家が疑問視していると指摘した。
中国国営シンクタンクの専門家は同紙に「米国は挑発的な態度を取り続けながら対話を求めている。核心的利益や2国間関係に関する前向きな発言は出てこない」と述べた。
クリテンブリンク氏の訪中については、状況を打開するような結果は期待できず、あくまで実務レベルでの関与と見るべきとした。
台湾外交部は米国の台湾における代表機関、米在台協会(AIT)のローラ・ローゼンバーガー会長が5日、台北に到着したと明らかにした。
同氏は台湾高官と会談する予定。台湾の中央通信社によると、1月の台湾総統選挙で米国は与野党のどちらかの側にもつかず、投票への「外部干渉」に反対すると述べた。
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