[9日 ロイター] – 米コメディアンのサラ・シルバーマンさんら3人は7日、メタ・プラットフォームズとオープンAIが自身らのコンテンツを対話型人工知能(AI)の訓練に許可なく使用したとして、両社に損害賠償を求める集団訴訟をサンフランシスコ連邦地裁に起こした。

オープンAIの「チャットGPT」に代表される対話型AIは、大量の著作権付き資料を利用して精度を高めており、その法的リスクが浮き彫りになった。

シルバーマンさんとコンテンツ作者2人はメタに対する訴訟で、漏えいした同社のAI事業に関する情報を見ると、自身らの著作が許可なく使われていたことが分かると指摘した。

またオープンAIに対する訴訟では、チャットGPTが生成した自身らの作品の「まとめ」は、著作権付きコンテンツが訓練に使われていたことを示すものだとした。

原告らは、著作権を侵害された全国の人々を代表し、金銭的な損害賠償を求めている。

メタとオープンAIは9日、コメント要請に答えなかった。