[米軍用機内 13日 ロイター] – 米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は13日、アジアへ向かう米軍用機内で同行記者団に対し、ロシアの指導部内には先月の民間軍事会社ワグネルによる反乱以降、相当な「摩擦と混乱」が生じているとの見方を示した。だがウクライナの前線に及ぼす影響については、依然として不透明だとした。

ミリー氏はロシア指導部について「戦略的レベルで、かなりの摩擦と混乱が生じているのは極めて明確だ」と述べた。

「上層部では多くの劇的な動きが進んでいる。最終的にどのような展開になるかは、依然として確かではない」と語り、今後多くの動きがあると見込んだ。

ウクライナにおけるロシア軍の現場レベルの動きについては、足元の戦況と日々の生き残りに集中する公算が大きいとした。

またワグネルの創設者プリコジン氏について、「(ロシアとベラルーシの間を)行き来していると思う」と述べたが、現時点での所在には言及しなかった。