[24日 ロイター] – ロシアが黒海経由の穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)の履行を停止したことを巡り、プーチン大統領は24日公表された論文で、合意が無意味になったことが理由だと述べた。

27─28日にサンクトペテルブルクで予定されるロシア・アフリカ首脳会議を前に執筆した論文がロシア大統領府のウェブサイトに掲載された。

プーチン氏はその中で「『穀物合意』は人道的な目的を正当化できず、継続する意味を失った」と述べた。

同氏は先週、合意復帰の条件を示したが、人道的な目的には言及していなかった。

論文ではロシアの今年の穀物収穫量が記録的水準になるとの見通しも示し、「ウクライナ産穀物を商業的にも無償でも代替できる」とした。

また「アフリカに穀物、食料、肥料などを供給すべく引き続き精力的に取り組む。われわれはアフリカとの経済連携全体を非常に重視し、今後もダイナミックに発展させていく」と述べた。

ロシアは西側に対抗してアフリカで影響力拡大を目指している。昨年3月に行われたロシアのウクライナ侵攻を非難する国連決議の採決ではアフリカの28カ国が支持したが、25カ国は棄権票を投じたか投票を見送った。