25日、ニューヨークの国連本部で開かれた安保理会合で演説する北朝鮮の金星国連大使(国連の中継映像より・時事)
25日、ニューヨークの国連本部で開かれた安保理会合で演説する北朝鮮の金星国連大使(国連の中継映像より・時事)

 【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会(15カ国)は25日、北朝鮮が軍事偵察衛星の打ち上げを試みたことを受け、緊急の公開会合を開いた。日米など13理事国が非難や懸念を表明したが、中国とロシアが擁護。非難声明発出など一致した対応は取れなかった。一方、会合には北朝鮮の金星国連大使も出席し「打ち上げは自衛権の行使だ」と正当化した。

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 金氏はまた、24日に始まった東京電力福島第1原発の処理水放出についても言及。石兼公博国連大使が反論し、非難の応酬となる場面があった。