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イスラエル軍、クリスマス前後もガザ攻撃継続 国連懸念表明

[カイロ/ガザ/エルサレム 26日 ロイター] – イスラエルは26日、パレスチナ自治区ガザ中心部に対する新たな空爆を実施した。キリスト教の祝日クリスマス前後にもイスラエル軍の攻撃でガザ地区で多くの民間人の犠牲者が出ていることに、国連は懸念を示している。

クリスマス前後の数日間、ガザ地区中部を中心に戦闘が激化。国連人権高等弁務官事務所のセイフ・マガンゴ報道官は「イスラエル軍によるガザ地区中部に対する攻撃で、クリスマスイブ以降100人を超える住民が犠牲になった。われわれはこうした事態を深刻に懸念している」とし、「イスラエル軍は民間人の保護にあらゆる手段を講じなければならない。警告や避難指示を行っても、国際人道法の義務は免除されない」と述べた。

イスラエル軍は25日の日没時にガザ地区南部ハンユニスを空爆。医療関係者によると、2回にわたる空爆により、ハンユニスのナセル病院で少なくとも10人が死亡した。

こうした中、イスラエルのネタニヤフ首相は25日、ハマスとの戦闘継続を改めて表明。「われわれは止めない。戦争はわれわれが終わりにするまで続く」と述べた。 もっと見る

イスラエルのレゲブ首相顧問は米CNNに対し26日、ハマスの壊滅は「イスラエル人とパレスチナ人の双方のためのより良い未来に向けた前提条件になる」とし、「ハマスの壊滅なくしてガザ地区の非武装化、非過激化はあり得ない。ハマスを排除しなければガザの復興、生活の再建はあり得ない」と語った。

パレスチナの保健当局によると、イスラエル軍の攻撃でこれまでに約2万1000人が死亡。さらに数千人ががれきの下に埋もれている恐れがあるとしている。

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