中国当局が証券業界に追い証猶予指導へ、株式市場安定化策の一環

[北京 5日 ロイター] – 中国証券監督管理委員会(証監会)は5日、株式市場の値下がり圧力を和らげるため、証券業界に対して信用取引を行っている投資家への証拠金の追加差し入れ請求(マージンコール、追い証)までより時間的な猶予を持たせるよう指導すると表明した。

中国では足元の株安によって売りが売りを招く事態が起きることへの懸念が高まっており、当局が市場を安定させる姿勢を強く打ち出している。

証監会によると、1月に発生した強制的な売りの総額は約9億元(1億2503万ドル)と、なおリスクは制御可能な範囲にとどまっており、信用取引を確実に落ち着かせていくという。

また証監会は、悪質な意図を持った空売りや相場操縦などを徹底的に取り締まる方針も改めて明らかにしている。

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