Michael O’Boyle

チリは中国製鉄鋼に一時的な反ダンピング(不当廉売)関税を課した。不振にあえぐ国内工場を支援するのが狙い。

  20日の官報に掲載された政令によると、向こう半年間について、中国製鋼球とその原料となる棒鋼に、それぞれ33.5%、24.9%の関税がかかる。

  中国経済鈍化に伴う安価な輸入品増加が、中南米諸国の鉄鋼メーカーを圧迫している。今月にはチリ議会が、ボリッチ大統領に対し赤字の国内産業を守るよう求める8つの決議を採択し、経済担当相は反ダンピング措置が検討されていると述べていた。

原題:Chile Slaps Tariffs on Chinese Steel to Bolster Local Industry(抜粋)