ロシア外務省はラブロフ外相がアメリカのルビオ国務長官と電話会談を行ったと発表し、ウクライナが民間施設などへの攻撃を続けているとして、ロシアは、首都キーウにある軍の関係施設などに対して継続的に攻撃を行うと伝えました。
ロシア外務省はラブロフ外相がアメリカのルビオ国務長官と25日に電話会談を行ったと発表しました。
この中でラブロフ外相は、ウクライナが民間施設などへの攻撃を続けているとして、ウクライナの首都キーウにある軍や政府に関係する施設に対してロシアは継続的に攻撃を行うと伝えたということです。
電話会談の発表に先立ち、ロシア外務省は25日、ロシアが占領する東部ルハンシク州をウクライナが攻撃したことへの報復として、キーウを攻撃するとした声明を出し、駐在する各国の外交官などに速やかに退避するよう警告していました。
今回の電話会談でも、ラブロフ外相はこの声明の内容に言及したとしています。
一方、アメリカ国務省は、電話会談はラブロフ外相の要請で行われたもので、ウクライナ情勢やイラン情勢などについて意見を交わしたと発表しました。
ロシア側がキーウを攻撃すると主張していることについて、ウクライナのシビハ外相は25日の記者会見で「ロシアの脅迫に屈してはならない」などと強く反発しています。
ウクライナ外相「ロシアが露骨な挑発行為 外交への侮辱」
ロシアのラブロフ外相が、ウクライナの首都キーウにある軍の関係施設などに対して継続的に攻撃を行うと、アメリカのルビオ国務長官に伝えたことについて、ウクライナのシビハ外相は、26日、地元メディアの取材に「これは露骨な挑発行為で、ロシアが戦争を続ける意思を改めて公に示したものだ」と非難しました。
そのうえで「まさに外交への侮辱であり、和平プロセスを無視してキーウへの攻撃を継続すると直接伝えるとは、なんと厚かましいことか。私には到底理解できない」と強調しました。
EUがロシア臨時代理大使呼び出し
EU=ヨーロッパ連合の報道官は26日、「ロシアが外国人や外交官にキーウから退避するよう脅迫することは、受け入れがたい事態の悪化だ」として、抗議するためにロシアの臨時代理大使を呼び出したことをSNSのXで明らかにしました。
そのうえで、EUの外交官たちはキーウにとどまるとしています。
またドイツとノルウェーの外務省も26日、ロシアを非難した上で、それぞれ駐在するロシア大使を呼び出したと発表しています。