Parisa Hafezi, Bo Erickson, Alexander Cornwell

[ベイルート/ドバイ/ニューブランズウィック(米ニュージャージー州) 7日 ロイター] – トランプ米大統領は7日、レバノンの首都ベイルート郊外への攻撃に対する報復としてイランがイスラエルに向けてミサイルを発射したことを受け、反撃しないようイスラエルのネタニヤフ首相に求める考えを示した。米ニュースサイトのアクシオスが報じた。
イスラエルは7日、レバノンとの停戦合意を米国が先週発表して以降初めてベイルート郊外を攻撃した。
イスラエル軍はその後、イランから発射されたミサイルを確認し、迎撃したと発表した。被害があったかどうかなど詳細は不明。
米当局者によると、トランプ大統領はイランとイスラエルの緊張激化について報告を受けた。ホワイトハウスはコメント要請に現時点で応じていない。
トランプ氏はイランのミサイル発射後、FOXニュースで「交渉の助けにならない」とし、「イランに提案したいのは、ミサイルは撃った、もう十分だ、交渉のテーブルに戻って合意しろということだ」と述べた。
イスラエルによるベイルート攻撃については「良く思っていない」と不満を示した。
トランプ氏はアクシオスに対し、イランへの反撃を控えるようネタニヤフ氏に電話で求める考えを示した。
イランのガリバフ国会議長は「レバノンに関する合意違反」を含む敵対行為のため、米軍基地とイスラエルの資産は正当な標的だと主張。「彼らは力の言語しか理解しないことを示した」とXに投稿した。
イラン国会国家安全保障委員会の報道官を務める強硬派のエブラヒム・レザイ議員もXへの投稿で、イスラエルが7日に行ったレバノン攻撃に対して「決定的で痛みを伴う対応」を取ると表明した。
イスラエル当局者はこれに対し、イランからのいかなる攻撃にも報復し、「作戦を再開する機会」と見なすとロイターに述べた。
イランは米国との4月の停戦合意以降、イスラエルを直接攻撃していなかった。ただ、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは攻撃を続けていた。
イスラエルのネタニヤフ首相は、ヒズボラの拠点として知られるベイルート南郊ダヒエに対する7日の攻撃について、ヒズボラがイスラエルに向けて発砲したことへの対応として命じたと説明した。
イスラエル軍はこれに先立ち、国境越しに発射された2発の飛翔体を迎撃したと発表していた。また、レバノン南部の都市ティールとその周辺地域に対し、空爆の可能性に備えた避難命令を出した。