
日本製鉄が2025年に買収した米鉄鋼大手USスチールの米東部ペンシルベニア州にあるモンバレー製鉄所に、今後3年間で最大25億ドル(約4000億円)を投資する計画であることが8日、分かった。買収完了前に示していた少なくとも10億ドルから投資額を大幅に積み増した。老朽化した設備を刷新し、自動車向けなど付加価値の高い鋼材を中心に生産を強化する。
USスチールが同日公表した経済効果分析によると、投資額は約20億~25億ドルとなる見通し。投資の中心となるのはモンバレー製鉄所のエドガー・トムソン工場で、稼働から約90年が経過した近隣の熱延設備を最新設備に置き換える。自動車向けなど高品質な鋼材の生産能力向上につなげる。
日鉄は25年6月にUSスチールの買収を完了。これに先立つ24年8月にはモンバレー製鉄所へ少なくとも10億ドルを投資すると表明していた。USスチールは「投資額は当初の約束の2倍超となる」と説明した。(共同)