▽米国株式市場=まちまち、S&P・ナスダックは高い 半導体株反発<ロイター日本語版>2026年6月9日午前 5:31 GMT+9

[ニューヨーク 8日 ロイター] – 米国株式市場はまちまちで取引を終えた。ナスダック総合や半導体株は上昇した。投資家が先週末の急落を受けて値ごろ感のある銘柄を物色したほか、イランとイスラエルが相互攻撃を停止したと表明したことで安心感が広がった。 もっと見る
ダウ工業株30種は下落し、株式相場全体もこの日の高値から押し戻されて引けた。
S&P総合500種の業種別では情報技術(.SPLRCT), opens new tabが1.5%高で上昇をけん引。フィラデルフィア半導体指数(.SOX), opens new tabは5.6%急伸し、前週末の急落から反発した。
半導体大手インテル(INTC.O), opens new tabは11.2%上昇。アルファベット(GOOGL.O), opens new tab傘下のグーグルがインテルに対し、AI処理に特化した半導体「TPU」を300万個超発注したと、ニュースサイトのジ・インフォメーションが報じたことが材料となった。 もっと見る
チェリーレーン・インベストメンツのパートナー、リック・メックラー氏は「きょうは投資家が大型ハイテク株の急落を受けて、やや値ごろ感を狙った買いを入れたようだ」と指摘。「そうした後に通常起きるのは、アナリストが出てきて買い推奨を改めて示すことだ」と述べた。
さらに、「この市場はかなり長い間、完璧を前提とした価格付けがされてきたが、今は確かに完璧とは言えない状況だ。そうした環境では、ある程度の往来や、値動きが行き過ぎたのではないかという警戒感が出てくるだろう」と語った。
株式市場は最近一連の最高値を更新した後、前週末に急落した。半導体メーカー、ブロードコム(AVGO.O), opens new tabのさえない決算を受け、半導体業界の成長が速すぎるとの懸念が高まったほか、予想を大きく上回った5月の雇用統計が一因となった。ブロードコムはこの日は2.8%反発した。
アップル(AAPL.O), opens new tab株は取引終盤に値がしぼみ、1.9%安で取引を終えた。同社はこの日、年次イベント「世界開発者会議(WWDC)」で、人工知能(AI)機能を組み込んだ新たな音声アシスタント「Siri AI」を発表した。 もっと見る
グラナイト・ウェルス・マネジメントのマネジングディレクター、ブルース・ザロ氏は、投資家が「材料出尽くしによる売り」で反応している可能性があると指摘した。
このほか、半導体メーカーのマーベル・テクノロジー(MRVL.O), opens new tabが9.6%急伸。同社は6月22日の取引開始前にS&P500の構成銘柄に採用される。 もっと見る
製薬大手イーライ・リリー(LLY.N), opens new tabは1.6%上昇。臨床試験結果で、次世代肥満症治療薬「レタトルチド」が減量効果や膝の痛みの緩和に加え、睡眠時無呼吸の重症度を抑制することが示された。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.01対1の比率で上回った。ナスダックでは1.28対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は195億株。直近20営業日の平均は203億株。
▽NY外為市場=ドル小幅安、イラン・イスラエルが相互の攻撃停止表明<ロイター日本語版>2026年6月9日午前 6:10 GMT+9

[ニューヨーク/ロンドン 8日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、イランとイスラエルが相互の攻撃停止を表明したことを受け、ドルが小幅に下落したものの、約2カ月ぶりの高値圏で推移した。
イランとイスラエルは8日、トランプ米大統領が両国に対し直ちに砲撃を停止するよう求めたことを受け、相互への攻撃を停止したと明らかにした。中東における緊張緩和の動きを受け、市場ではこの日、ドルから他の通貨に資金が戻る動きがみられた。これら通貨は、先週発表された堅調な米雇用統計を受けて連邦準備理事会(FRB)による年内の利上げ観測が強まったことを背景に、下落していた。
市場はまた、FRBの今後の動きを探る手がかりとして、10日に発表される米消費者物価指数(CPI)にも注目。ソシエテ ・ジェネラルのチーフ FXストラテジスト 、キット ・ジャックス氏は「今週の最大の注目イベントは、欧州中央銀行(ECB)の利上げと米CPIの発表」だと述べた。
主要通貨に対するドル指数=USDは0.07%安の100。
円JPY=は対ドルで0.1%高の160.17円。中東紛争の急激なエスカレーションが市場を混乱させない限り、日銀は今月の金融政策決定会合で利上げを行う見通しだと関係筋がロイターに語った。
ユーロは対ドルで小幅高の1.1531ドル。ただそれでも、約9週間ぶりの安値圏で推移している。
英ポンドは3週間ぶりの安値水準からやや持ち直し、1.3390ドルとなった。
| ドル/円 NY終値 | 160.17/160.19 |
| 始値 | 159.98 |
| 高値 | 160.26 |
| 安値 | 159.90 |
| ユーロ/ドル NY終値 | 1.1534/1.1535 |
| 始値 | 1.1524 |
| 高値 | 1.1554 |
| 安値 | 1.1524 |