発信地:ビュルゲンシュトック/スイス [ スイス ヨーロッパ ]

【6月22日 AFP】イランと米国は22日、中東での紛争を終わらせるための最初の交渉を終えた。今後も実務者レベルの協議が継続される。
イランのアッバス・アラグチ外相は、仲介国であるパキスタンとカタールの尽力によって「大きな進展」があったと称賛した。一方、米国政府は現時点で声明を発表していない。
第1回交渉の終了に際し、カタールとパキスタンが発表した共同声明の主な要点は以下の通り。
■最終合意へのロードマップで一致
共同声明によると、交渉を監督するためにイランと米国が設置したハイレベル委員会は、「60日以内の最終合意に向けたロードマップ(行程表)に合意し、即座にさらなる実務者協議を開始するための基盤を整えた」という。また、「全議題に関する実務者協議は引き続きスイス・ビュルゲンシュトックで実施される」としている。
■レバノンに関する「衝突回避セル」の設置
共同声明によると、米国とイランは、レバノンでの戦闘を完全に停止させるため、両国とレバノン政府の3者の間に「前線での衝突を防ぐための緊急連絡窓口(衝突回避セル)」を設置し、仲介国がその運営を監視することで合意した。
イランのアラグチ外相は21日、X(旧ツイッター)への投稿で、このレバノンに関する衝突回避セルが「最初の本質的な試練」になると述べていた。
■ホルムズ海峡の「通信回線」開設
米イラン両国は「ホルムズ海峡における商船の安全な航行を目的とし、不測の事態や誤認を回避するための『通信回線』」を設置した。
この通信回線は、双方が先に署名した覚書に規定された60日間にわたって適用される。この覚書の中でイランは、商船の安全な航行を確保するために「最善の努力」を尽くすと誓約。なお、イランは20日、イスラエルによるレバノン攻撃を理由にホルムズ海峡を再び封鎖すると発表した。