▽米国株式市場=S&P・ナスダック反落、大型ハイテク株に売り<ロイター日本語版>2026年6月23日午前 5:12 GMT+9

[ニューヨーク 22日 ロイター] – 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が反落。米イラン協議の進展が注視される中、アルファベットなど大型ハイテク株が売られ、下げを主導した。
ダウ工業株30種は、ヘルスケアと工業セクターに支えられて上昇した。
米実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースX(SPCX.O), opens new tabは16.4%急落し、1日の下落率としてはこれまでで最大を記録。ナスダック総合の大きな重しとなった。ただ、新規株式公開(IPO)価格の135ドルは依然として上回って取引されている。同社はこの日、初の社債発行に踏み切ったと発表。19日時点の現金および現金同等物の保有が約1008億ドルだったと明らかにした。 もっと見る
人工知能(AI)への楽観論は最近の市場の上昇を支えてきたが、アナリストによると、巨大データセンター運営事業者(ハイパースケーラー)によるインフラ拡張への巨額支出を疑問視する投資家が増えている。
アルファベット(GOOGL.O), opens new tabは5%下落。メタ・プラットフォームズ(META.O), opens new tab、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O), opens new tab、マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabは2.3─4.7%安。
USバンクのシニア投資ディレクター、ビル・ノージー氏は「非常にセンチメントに左右されるセクターであり、この銘柄群は日々一緒に動く傾向がある」と指摘。「ただ、一歩引いて見ると最も力強いファンダメンタルズの一部はAIデータセンター構築の領域にある。ハイパースケーラーだけでなく、その継続的な構築に投入される多くの部品も含まれる」と述べた。
上昇相場の次の試金石となるのは、24日に発表されるマイクロン・テクノロジー(MU.O), opens new tabの四半期決算だ。同社の株価は年初来300%近く上昇している。
この日はS&Pの主要11セクターのうち7セクターが上昇。不動産とエネルギーが上げを主導した。通信サービス(.SPLRCL), opens new tabは3.8%下落し、出遅れた。
原油価格は下落した。米政府とイラン政府が60日以内の最終合意に向けたロードマップで合意したことが背景。
仲介国によると、米イラン当局者はスイスでの第1回和平協議で「大きな進展」があった。協議は22日に終了した。ただ、レバノンとホルムズ海峡を巡る緊張は依然として残っている。 もっと見る
その他の銘柄では、バイオテクノロジー企業アポジー・セラピューティクス(APGE.O), opens new tabが46.7%急伸。製薬大手アッヴィが同社を109億ドルの現金で買収すると発表したことを受けた。アッヴィは6.2%上昇した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.32対1の比率で上回った。ナスダックでも1.33対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は229億7000万株。直近20営業日の平均は221億2000万株。
▽NY外為市場=ドル上昇、一時162円目前 介入警戒続く<ロイター日本語版>2026年6月23日午前 4:41 GMT+9

[ニューヨーク 22日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、米国とイランの協議を受け和平合意への期待が高まったことを背景にドルが上昇した。対円では一時162円台目前まで上昇した後、ドル安・円高方向に一時的に振れる場面が何度かあり、ドルは終盤の取引までに上げ幅を縮小したものの、政府・日銀による為替介入が警戒される状況が続いている。英ポンドはスターマー首相が辞意を表明したことを受け、不安定な値動きの中でやや上昇した。
ドルは対円 で一時161.92円まで上昇。161.96円を上抜ければ、1986年以来の円安・ドル高水準となる。ただその後は上げ幅を縮小し、終盤の取引でドルは0.14%高の161.50円。
片山さつき財務相はこの日の閣議後の記者会見で、足元の為替動向について具体的なコメントは差し控えるとした上で「必要に応じて、いつでも適切に対応する」と改めて発言。バノックバーン・キャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)のチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「政府・日銀による為替介入のほか、それを後押しするような米当局の発言に対する警戒が必要だ」としている。
この日は英国のスターマー首相が辞意を表明。労働党の新党首には先週の下院補選で勝利したアンディ・バーナム氏が有力視されており、早ければ来月にも過去10年間で7人目の首相に選出される可能性がある。
英ポンドは対ドルで一時1.3175ドルまで下落。その後は持ち直し、終盤の取引で0.08%高の1.3243ドル。
バノックバーンのチャンドラー氏は「新政権への市場の信認を測る上で焦点は英国債市場になる」とし、英ポンド相場よりも英国債相場が注目されるとの見方を示している。
終盤の取引で主要通貨に対するドル指数は0.16%高の101。
ユーロ/ドルは0.36%安の1.1427ドル。
| ドル/円 NY終値 | 161.54/161.59 |
| 始値 | 161.72 |
| 高値 | 161.92 |
| 安値 | 161.09 |
| ユーロ/ドル NY終値 | 1.1427/1.1430 |
| 始値 | 1.1456 |
| 高値 | 1.1462 |
| 安値 | 1.1420 |