[北京 4日 ロイター] – 中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の張業遂報道官は4日、中国は米国との貿易戦争は望んでいないが、自国の利益は守ると述べた。全人代の開幕前の記者会見で、トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムに高率の輸入関税を課す方針を示したことにコメントした。
同報道官は、交渉と相互の市場開放が通商摩擦解決の最善策と強調。「中国は米国との貿易戦争を望まないが、中国の利益が損なわれることは看過できない。もし政策が誤った判断や推測に基づいて講じられるなら、両国関係を損ないともに望まない結果を招くだろう」と述べた。