【ワシントン時事】米下院で通商政策を担う歳入委員会のブレイディ委員長(共和党)は4日、トランプ大統領が表明した鉄鋼とアルミニウムに対する輸入制限について、対象国に「例外を設けるべきだ」と述べ、全ての国・地域に適用する方針に懸念を示した。ロイター通信などが報じた。

 メキシコ、カナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第7回会合が開かれているメキシコ市で記者団に語った。ブレイディ氏は、両国は「米国製鉄鋼の重要な顧客だ」と指摘。主要な貿易相手国を例外とする規定を整えるべきだと訴えた。