麻生財務相

「森友」スキャンダルが深刻化する前からじわじわと進行していた円高は、ここに来ていよいよ決定的になるのか、安倍政権を巡る動向から目が離せません。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

100円

学校法人「森友学園」を巡るスキャンダルが深まる中で、円の上昇を見込む投資家は勢い付き、1ドル=100円の円高も視野に入れている。「アベノミクス相場が終われば円安もおしまい」だとの声も。

投資銀行の時代へ

次期最高経営責任者(CEO)を巡る臆測が飛び交うゴールドマン・サックス・グループは、デービッド・ソロモン氏が単独の社長兼COOに就任すると発表。後継者レース勝利をほぼ確実としたソロモン氏は、ゴールドマンの軸足をインベストメントバンキングに移し、ブランクファイン体制のトレーディング重視と決別するだろうと、スティーブン・ギャンデル氏がコラムで論じた。

 静かに買い集めか

ソフトバンクが米ケーブル会社、チャーター・コミュニケーションズに買収案を提示する確率が高まっていると、英紙タイムズ・オブ・ロンドンが報道。ここ数週間でチャーター株5%近くを秘密裏に購入したとの関係者情報を伝えた。

鉄鋼の町

13日に米ペンシルベニア州で投開票となる下院補欠選を控え、トランプ大統領は週末の応援演説で、「われわれは鉄鋼を救う」と輸入関税賦課をアピール。しかしモンマス大学の世論調査では、民主党のコナー・ラム候補が共和党のリック・サッコーン候補を支持率でリードしている。

一時の上振れか

13日に米労働省が発表する2月の消費者物価指数(CPI)は、1月からの鈍化が予想されている。1月は予想を上回る伸びとなり、金融市場を動揺させた。エコノミスト予想では2月CPIは前月比0.2%上昇。上昇率は1月の同0.5%を下回る見通し。

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