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安全保障担当大統領補佐官に指名されたボルトン氏、数々の問題発言
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イラン攻撃は成功できる、北朝鮮攻撃はぎりぎりまで待つべきでない
国家安全保障担当の米大統領補佐官としてマクマスター氏の後任に指名されたジョン・ボルトン元国連大使は、外交政策のタカ派で知られる。2003年のイラク侵攻を熱心に支持し、FOXニュースで頻繁にコメンテーターを務める同氏は、イランや北朝鮮などを巡る発言で物議を醸してきた。
イラン核合意
「北朝鮮の核兵器が突き付ける現在の『必要性』に対し、米国が先制攻撃で対応するのは完全に正当」「北朝鮮の情報を米国が入手するまでのギャップを考慮すれば、ぎりぎりまで待つべきではない」-2月28日、「北朝鮮先制攻撃の法的根拠」と題する解説記事をウォールストリート・ジャーナルに寄稿。「北朝鮮のうそを見分けるのは簡単だ。口を開けば全てうそだからだ」-3月9日、FOXニュースで発言。
中国
「中国はわれわれの知的財産を盗んでいて、米国は黙って見ていると思われている。自分は自由貿易論者だが、それは別の国が約束を守らず米国が一方的にやられるのを看過するという意味ではないと思う」-3月22日、FOXニュースで発言。
ロシア
「最近のロシア大統領選挙はプーチン氏にとって、外国の選挙にもっと上手に介入できるように、自国で練習する場だった。ロシアや中国など指導者が長く君臨する国々に対処するため、米国には長期的な戦略が必要だ」-3月21日、ツイッターに投稿。