有働由美子アナウンサー(49)のフリー転身を受け、複数の芸能事務所が獲得に向けて動きだした。スポニチ本紙の取材では、名乗りを上げている芸能事務所は10社に上る勢い。大手事務所関係者は「紅白歌合戦を仕切るなどの実績があり、知名度は全国区。老若男女から好かれるキャラクターに加え、アナウンス力やトーク力は安定感がありタレント性は抜群」と太鼓判を押した。
NHKの顔として長年キャリアを積んだ“超大型アナ”だけに、民放各局も熱視線を送る。あるキー局関係者は「有働アナが興味を持っている海外での現場取材など、特番の冠番組で発信していただくことも考えられる。女性版の池上彰さんのような活躍を期待できる」と話した。
別の民放関係者は「有働アナを一番欲しがっているのはフジテレビだろう」と指摘。フジは2日に始まった夕方の報道番組で、当初は元NHKの登坂淳一アナ(46)をメインキャスターに起用していたが、セクハラ疑惑報道を受け起用を取りやめた経緯があり「フジとしては有働アナを獲得できれば起死回生になるはず」(関係者)とした。
一方、企業からもCM出演のラブコールが相次ぎそうだ。広告関係者は「人気などから考えて、出演料は1本3000万円くらいになるのでは。フリーの女子アナでは異例のトップクラス」と説明。「あさイチ」で視聴者から指摘されたワキ汗をネタにして好感度を上げただけに、ワキ汗防止の制汗剤や、ジャーナリストとしてのイメージから金融機関なども考えられ、引く手あまたになりそうだ。(スポニチ)