米フェイスブック(FB)から流出した情報を不正に取得し、米大統領選のキャンペーンに使った疑いがある英選挙コンサル会社のケンブリッジ・アナリティカ(CA)は4日、FBの情報流出に関連して、受け取った個人情報は3千万人分を超えていないと発表した。これらのデータは削除し、大統領選でも使っていないと主張している。
CAは、性格テストのFBアプリを使ってFB利用者やその友人の個人情報を「学術目的」で集めたとされるケンブリッジ大の研究者の会社から、データの提供を受けていた。CAは、この会社との契約では、提供を受けるデータはすべて合法的に取得されたものでなければならないとなっていたと説明。不正取得の意図はなかったとしている。(ロンドン=寺西和男)