クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、中国の不公平な貿易慣行に対抗するため、市場メカニズムを信奉する「有志国同盟」の結集を狙っている。同委員長はワシントンで記者団に対し、「米国経済への打撃は、中国の抑圧的な慣行が原因だ。中国を責めるべきだ。中国は数十年間にわたってこのような慣行を続けている。文句を言うべき相手はトランプ大統領ではない」と述べた。

クドロー委員長は、中国の知的財産権侵害を罰すると警告、トランプ大統領は「世界各国が米国に望んできた行動を取っている」と述べた。さらに、米国の立場を支えるべく他の主要国にも同調を求めていく上で、トランプ政権は今後もさらに取り組むべきことがあると続けた。クドロー氏は「有志による貿易同盟と言えよう。中国が何年間もルールに従っていないことは世界中の誰もが知っているだろう」と述べた。