• 対応しない選択肢はない-化学兵器による攻撃疑惑に対し
  • ロシアが責任を共有する可能性も排除しない

トランプ米大統領はシリアのアサド政権が先週末に化学兵器による攻撃を実施したと疑われる問題で、シリアに対する米国の報復措置について2日以内に決定すると述べた。トランプ氏はロシアのプーチン大統領が責任を一部負うことになる可能性があるとも示唆した。トランプ氏は9日、ホワイトハウスでの閣僚会議の冒頭で記者団に対し、米国は「このような残虐行為を容認することはできない」と述べた。

トランプ大統領は「ロシアなのか、シリアなのか、イランなのか、これら全ての国なのか、われわれは解き明かす。答えはすぐに分かるだろう」と発言。アサド大統領を後押しするプーチン大統領が同攻撃の責任を一部担うのかと問われると、「そうなるかもしれない。プーチン氏が責任を担うとなれば、それは非常に厳しいものになる。彼は代償を払うだろう」と続けた。

4月8日、ドゥマの東部郊外を行き交うシリア軍の戦車
出典:AFP、ゲッティ・イメージズ

原題:Trump Plans ‘Major Decisions’ on Syria Within 24 to 48 Hours(抜粋)

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