[ワシントン 16日 ロイター] – トランプ米大統領は16日、連邦準備理事会(FRB)副議長に、米債券運用大手パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)の幹部でコロンビア大教授のリチャード・クラリダ氏を指名すると明らかにした。ホワイトハウスの声明によるとトランプ大統領はこのほか、FRB理事にカンザス州銀行監督当局のミシェル・ボウマン氏を指名する。就任には上院の承認が必要。
クラリダ氏は中道派と目されるパウエルFRB議長の考えに近いと見られる。これまでにFRBは過去のサイクルほど利上げできないとの見方を表明。昨年12月には投資家がインフレ高進リスクに「やや油断している」可能性があると指摘している。