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米朝首脳会談の開催地として5カ所を検討しているとトランプ氏
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順調なら米朝首脳会談を6月初めまでに開催、行われない可能性も
トランプ米大統領は17日、米国と北朝鮮が予定されている米朝首脳会談に先立ち、「極めてハイレベル」の直接対話を既に開始したことを明らかにした。
トランプ大統領は、米国が「北朝鮮との直接の対話を始めている」と発言した。大統領がフロリダ州に所有する高級リゾート、マールアラーゴで、安倍晋三首相との首脳会談の際に記者団に語った。
同大統領はまた、韓国が北朝鮮と和平交渉を行うことを承諾したと述べ、米朝首脳会談の開催地として5カ所を検討していることも明らかにした。米朝首脳会談の時期については、「順調に行けば6月初めないしそれより早くなる」見込みだが、そうでない場合には、首脳会談が行われない可能性もあるとした。
大統領は「事態が順調に進まずに会談が行われず、われわれが歩んでいる非常に強い道を引き続き進むこともあり得る」と指摘。日本については「われわれは北朝鮮に関して非常に結束している」と語った。
安倍首相が日本にとって重要な拉致問題をトランプ大統領が米朝首脳会談で提起することを望むと述べたのに対し、大統領は「われわれは拉致問題を取り上げるし、他の多くのことも話し合う。これがあなたにとって非常に大きな問題だったことを私は承知している」と応じた。
原題:Trump Says U.S. and North Korea Had Direct ‘High Level’ Talks(抜粋)