アメリカのトランプ大統領は22日、ツイッターに、アメリカが北朝鮮に対して譲歩し過ぎているという批判がメディアから出ていることについて「アメリカは何も譲歩していない」と反論したうえで、北朝鮮への対応について「結論には遠い」として慎重な見方を示しました。

この中で、トランプ大統領は「アメリカは何も譲歩していない。北朝鮮は非核化や実験場の閉鎖や発射実験の中止に同意した」と書き込み、アメリカが非核化に向けた北朝鮮との交渉で譲歩し過ぎているというメディアからの批判に反論しました。

そのうえで、「北朝鮮については結論には遠い。うまく行くかもしれないし、うまく行かないかもしれない。時間がたてばわかる」と慎重な見方を示しました。

トランプ大統領としては、北朝鮮がこれまで何度も約束を破り、今回も国際社会から見返りを引き出すのが狙いではないかという懐疑的な見方がアメリカ政府内に根強い中で、史上初の米朝首脳会談に向けて北朝鮮の出方を慎重に見極めていく姿勢を示したものと見られます。