カナダで開かれていたG7=主要7か国外相会合に出席した河野外務大臣は、「北朝鮮問題に関して、G7で異論はない」と述べ、北朝鮮への最大限の圧力を継続し、完全な非核化を目指すことで一致するなど、G7各国との連帯を確認できたと強調しました。
河野外務大臣は、カナダのトロントで開かれていたG7外相会合の2日間の日程を終えたあと、記者団に対し「地域情勢や国際社会が直面する喫緊の課題について、2日にわたって、かなり突っ込んだ議論をすることができた。価値観を共有するG7ならではの議論だったと思う」と振り返りました。
そのうえで、河野大臣は、「国際情勢がめまぐるしく変わっていく中、ルールに基づいて国際秩序をつくろうというけん引役として、G7の連帯をしっかりと確認できた。北朝鮮問題に関して、G7で異論はない。引き続き圧力をかけて、北朝鮮の完全な非核化を目指そうということだ」と述べ、会合の成果を強調しました。
そして、外相会合での議論を6月上旬に同じカナダで開かれる首脳会議につなげていくことが重要だという考えを示しました。