10日、イランによるとされるロケット弾攻撃を受けたイスラエルの占領地ゴラン高原(AFP=時事)

【エルサレム時事】イスラエルのネタニヤフ首相は10日、声明を出し、シリア領内からイスラエルに向けてロケット弾を発射したとされるイランに対し「レッドライン(越えてはならない一線)を越えた」と強く非難した。イスラエルが行った大規模な報復については「相応の対応だ」と正当化した。

これに先立ちイスラエル軍は10日、イランがシリア領内からイスラエルに向けてロケット弾約20発を発射したため、シリア領内にあるイラン精鋭部隊「革命防衛隊」の軍事拠点を報復攻撃したと発表。在英のシリア人権監視団によれば、アサド政権軍や「外国人の兵士」を含む23人が死亡した