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国家安全保障担当のボルトン氏:イラン経済は「かなり不安定」
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ボルトン氏:制裁が実施されれば、より広範囲に影響が及ぶだろう
ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は13日、イランと取引を続けている欧州諸国と企業が米国の制裁に直面する可能性があると述べた。
トランプ米大統領が拒否したイラン核合意について、欠陥の一部は欧州や米国をイランとの経済関係に引き込み、イランに合意違反の責任を取らせないようにする点だと指摘した。
ボルトン氏はABCの番組「ジス・ウィーク」で「国際テロのセントラルバンカーとのビジネスを、どうしたら企業やその株主が求めるだろうか」と述べた。また、イランの体制を変更することが「トランプ政権の政策ではない」と付け加えた。
同氏はCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」のインタビューで、イランの経済状況は「かなり不安定」であるため、制裁のインパクトは「劇的になり得る」と指摘。さらに、「米国の制裁の影響は米企業が出荷する製品をはるかに超える。米国の技術ライセンスは世界中の多くの国や企業に提供されているため、これらの制裁が実施されればより広範囲に影響が及ぶだろう」と述べた。
原題:Bolton Warns Economic Sanctions Possible for Business With Iran(抜粋)