[ローマ 31日 ロイター] – イタリアの連立政権合意を受け、マッタレッラ大統領は31日、法学教授のジュセッペ・コンテ氏に改めて組閣を命じた。

コンテ氏は閣僚ポストを公表し、大衆迎合主義(ポピュリズム)政党「五つ星運動」と極右「同盟」の両トップを主要閣僚に起用した。

同盟のサルビーニ書記長が内相、五つ星運動のディ・マイオ党首は新たに創設された産業・労働担当相にそれぞれ就任し、2人とも副首相を兼務する。

経済相には知名度が低いとされる経済学教授のジョバンニ・トリア氏、外相に欧州担当相を務めたエンツォ・モアベロ・ミラネージ氏が就く。コンテ氏ら閣僚は6月1日に宣誓する。

コンテ氏は記者団に「すべての国民生活の質向上へ決意を持って取り組む」と述べた。