• 非核化などの問題で重要な立場の相違が埋まったかどうかは不明
  • トランプ大統領は1日に金英哲氏と会談-「書簡の内容楽しみ」
北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長、Photographer: Corey Sipkin/AFP/Getty Images

ポンペオ米国務長官は31日、米朝首脳会談開催の条件を巡るニューヨークでの両国間の協議で「実質的な進展」があったと語った。ただ、非核化などの問題で重要な立場の相違が埋まったかどうかは明らかにしなかった。

金英哲氏(ニューヨーク、31日)、写真家:Peter Foley / Bloomberg

ポンペオ国務長官は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の側近である金英哲副委員長との会談後に記者団に対し、「戦略のシフトが可能なコースを彼らは熟考していると思う。われわれは過去72時間で実質的に前進した」と述べた。

トランプ大統領は6月1日にワシントンで、金委員長からの書簡を携えた金英哲氏と会談する予定で、米朝首脳会談が今月12日にシンガポールで開催されるかどうかについて、さらなる詳細が発表される可能性がある。

トランプ大統領は31日記者団に対し、「書簡の内容を知るのを楽しみにしている」と発言。米朝首脳会談の準備も「非常に順調だ」と説明した。

原題:Pompeo Cites Progress With North Korea as Summit Date Approaches(抜粋)