[北京/ウィスラー(加ブリティッシュコロンビア州) 2日 ロイター] – ムニューシン米財務長官は2日、今週末に北京で行われている米中通商協議について、中国による米製品の輸入拡大に加え、中国経済に構造変化をもたらすことを目指すと述べた。

ロス米商務長官は2日、米コモディティーの長期的な購入を協議するため北京に到着。米当局者によると、ロス長官は同日に中国の劉鶴副首相と夕食を共にし、3日も協議を行う予定。

ムニューシン長官はカナダで開かれた主要7カ国(G7)財務相会議で、米中協議の議題は中国での合弁事業を巡る条件や技術移転を実質的に強制する政策の撤廃などを含むと指摘。協議が「(米国)製品の購入拡大だけではなく、構造変化に関するものであることを明確にしたい」と述べた。

また「通商関係と貿易赤字のリバランス化という非常に広範な目的がある。こうした問題に対応するという認識が双方にある」との考えを示した。