最新のIT技術を学校教育に活用しようという「エドテック」の導入に向けた提言の骨子がまとまりました。

エドテックは「教育」と「テクノロジー」を組み合わせた造語で、有識者で作る経済産業省の研究会が4日、提言の骨子をまとめました。

それによりますと、アメリカや中国など海外ではエドテックの普及が進んでいて、子どもたちの学習に関するビッグデータの解析をもとに効果的な教育サービスが提供されているとしています。

この中では、子どもたち一人一人の習熟度に応じて、タブレットの動画を見ながら授業を進める方法などが導入されているということで、日本でも実証実験を通じて導入の在り方を検討すべきだとしています。

そのうえで、民間の教育サービス会社と連携し、実証実験の結果を学習ツールの開発に生かすとともに、学校でのネット環境の整備を進める必要があるとしています。

教育現場ではビッグデータを活用したエドテックの導入に慎重な意見もあるということで、どう理解を得ていくかも課題になりそうです。