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ノボグラーツ氏はこれまで仮想通貨のゴールドマンを目指すと表明
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ドレクセル時代のミルケン氏らは唱道者だったとの認識示す
資産家マイケル・ノボグラーツ氏が目指すのは、もはや仮想通貨のゴールドマン・サックスではない。同氏が率いるギャラクシー・インベストメント・パートナーズの新たなビジョンは、仮想通貨のドレクセルだ。
ノボグラーツ氏が言うドレクセルとは、1980年代にジャンク債市場をほぼ独力で切り開き、その後、大規模なインサイダー取引スキャンダルの中で破綻した投資銀行ドレクセル・バーナム・ランバートの盛衰そのものを意味するわけではない。
同氏はニューヨークでのブルームバーグ主催イベントで5日、「私は元々、この分野におけるゴールドマンを築くと言っていた」とした上で、「こんなことを言えば厄介な状況を招くとは思うが、実際にはドレクセルにより近い存在」を現在は想定していると発言。ドレクセル時代の「マイケル・ミルケン氏らは、ジャンク債や高利回り債を資産クラスとして高めることに貢献した。彼らは唱道者でありトレーダー、バンカーだった」と述べた。
ノボグラーツ氏はまた、機関投資家はいずれデジタル通貨ビジネスにアプローチする準備が整うようになるとの見方を示した。
原題:Forget Goldman, Novogratz Says He’s Building ‘Drexel of Crypto’(抜粋)