[ニューヨーク 12日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定を翌日に控える中、主要6通貨に対するドル指数.DXYが上昇。また英ポンドも値上がりした。

今回のFOMCでは利上げは確実とみられており、今後の利上げペースが注目される。

経済指標では、5月の消費者物価指数(CPI)の伸びが前月比0.2%となり、市場予想と一致。前年同月比では2.8%と、2012年2月以来の大幅な伸びとなった。

パウエルFRB議長が毎回のFOMC後に記者会見を開くことを検討していると報じられたこともドルの下支えになった。現在では3、6、9、12月のFOMC後のみ記者会見を開いている。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは93.911。

こうしたなかポンドは上昇。英議会は12日、欧州連合(EU)離脱関連修正法案を否決した。反対を呼び掛けていたメイ首相に軍配が上がった格好だ。ポンド/ドルGBP=は0.3%高の1.3424ドル。

ドル/円
NY終値 110.36/110.39
始値 110.23
高値 110.48
安値 110.16

ユーロ/ドル
NY終値 1.1743/1.1747
始値 1.1783
高値 1.1801
安値 1.1734