【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は20日、金正恩朝鮮労働党委員長が19日に中国・北京を訪れ、習近平国家主席と会談したことを報じた。習主席は正恩氏に対し、朝鮮半島の非核化実現に向けた「決心」を積極的に支持すると述べ、「中国は今後も建設的な役割を果たしていく」と強調した。

12日にシンガポールで行われた史上初の米朝首脳会談を受けた非核化の具体的な履行過程で、北朝鮮と連携し、積極的に関与していく姿勢を明確にした形だ。朝鮮中央通信によれば、習主席と正恩氏は会談で、米朝首脳会談に対する評価や見解、立場を互いに伝達。非核化問題解決の展望など共通の関心事について「有益な意見交換」を行い、「共通の認識」に達したという。