• ノイズ氏を新事業に誘ったのはコインベース共同創業者ら
  • ノイズ氏は2011年にビットコインの採掘を始めた

20歳までに事業のパートナーになる。仮想通貨の世界では当たり前のことだ。

米カリフォルニア州オレンジ郡出身のチャールズ・ノイズ氏はマサチューセッツ工科大学(MIT)に入るため2016年に高校を去った。だがMITで学んだのは1年だけだった。仮想通貨のヘッジファンド、パンテラ・キャピタルで働くためだ。

19歳の今、ノイズ氏はパンテラを辞める。金融界で大きな実績を挙げた2人に招かれ、パートナーとして新しいデジタル通貨ファンドの始動を支えるためだ。同氏を誘ったのは、仮想通貨交換業者コインベースを共同で創業したフレッド・エアサム氏とベンチャーキャピタル企業セコイア・キャピタルのパートナーだったマット・ホアン氏。

ビットコインのマイニング(採掘)を11年に始めたノイズ氏によれば、同氏とエアサム、ホアン両氏によるファンドは仮想通貨や新しいブロックチェーン(分散型デジタル台帳)、仮想通貨交換業に焦点を絞った初期段階のプロジェクトに投資する。

最初インターンとしてパンテラに入ったノイズ氏はアナリストになり、それからプリンシパルに昇進。パンテラでの2年足らずの仕事を経て、エアサム、ホアン両氏とタッグを組む。サンフランシスコに住むノイズ氏は「もっと民主化された形でインターネットを設計し直すようなことに挑戦したい」と話している。

原題:Pantera’s 19-Year-Old Whiz Kid Hired by Coinbase Founder’s Fund(抜粋)