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トルコ大統領選、現職が勝利宣言-トルコ・リラ続伸
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敬遠される日本銘柄で高リターン-ノルウェーのファンド
サッカーのワールドカップで日本代表がグループリーグ突破まであと一歩のところまで来ました。この大健闘ぶりを開幕前にどれだけの人が予想したでしょうか。ブルームバーグのストラテジストは昨年末に「2018年に起きない8つのこと」を予想。1年の折り返しを迎えるにあたり、予想したことが正しかったかを検証しています。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
勝利宣言
トルコの大統領選挙は現職のエルドアン氏が勝利を宣言した。同国は実権型の大統領制に移行し、エルドアン氏は強大な権限を手にすることになる。野党は不正行為があったと主張している。これを受け、トルコ・リラは続伸している。
名目でも実質でも
石油輸出国機構(OPEC)は先週の総会で「名目で」日量100万バレルの増産で合意。ただ、各国担当閣僚の間からは、増産が不可能な国もあるため実質的に増える量はそれより少なくなるとの見方が示され、22日のNY原油は大幅高となった。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は23日、市場供給は実質的に日量100万バレル近く増えるとの考えを示した。
再報復やむなし
欧州連合(EU)は米国との通商対立において報復の激化を辞さない方針だ。欧州委員会のカタイネン副委員長は、トランプ大統領が示唆した通り欧州の自動車に新たな関税を賦課した場合、EUは「またもや、対抗する以外に選択肢はないだろう」と新聞でのインタビューで述べた。EUの内部資料によると、欧州委では米国との通商は公平に行われているとみている。
中間査定
2018年、世界市場のボラティリティ-は17年ほど低くならない-。的中。新興市場株は先進国の株をアウトパフォームしない-。これも的中。ブルームバーグのマクロストラテジスト、キャメロン・クライス氏が約半年前の自分の予測を振り返った。ビットコインの暴落はない-。直近6カ月で60%下げており、暴落の定義には十分当てはまり、これは外れだった。
捨てる神あれば
日本の敬遠されている株式を選好するオスロのヘッジファンド「セクターZen」が過去10年余り、好成績を挙げている。TOPIXのトータル・リターン指数は2006年4月から今年5月末までにわずか29%のプラスだったのに対し、同ファンドはプラス188%を記録。「より長期的なファンドを運用するなら、現地の市場にいては勝てない」と、運用するトロン・ヘルマンセン氏は話す。
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